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* 経営診断シンポジウムへの参加報告 *


【 経営診断シンポジウムへの参加報告 】

2008年の中小企業経営診断シンポジウム (「診断とやま」第21号掲載)

 去る11月4日(火)、東京虎ノ門で行なわれた中小企業経営診断シンポジウムに参加してきた。今年度のテーマは「中小企業の経営革新」であるが、法律用語(中小企業新事業活動促進法)としての経営革新計画の承認にとどまらない、広義の経営の革新を問題提起する催しとして非常に意義深いシンポジウムであった。


 午前の部(花畑牧場の田中義剛代表の講演)について。講演では農商工連携なり経営革新なりの主催者が用意したキーワードは一切使わないが、見事に参加者の期待に応える内容と拝見した。話題の生キャラメルを初めとする取り組みは涙無しでは聴けないもので、ぜひ著書『田中義剛の足し算経営革命』も参照されたい。


 午後の部(論文発表など)について。四つある分科会を渡り歩いた。第1分科会(個人発表)では、福祉関連サービス業の福祉用品製造への進出および一般市場向け製品の開発という多角化事例を聴講した。地方在住の若い女性診断士の実に堂々とした発表に感銘を受けた。第2分科会(グループ発表)では、酒販店のコンサル事例を聴講した。繁盛店になる方法はまさに言うは易し行なうは難しで、継続的な支援が期待される。第3分科会(東京支部の発表)では、一昨年来研究会活動でご一緒している方の発表を聴いた。発表者の実家である東京下町の銭湯をみずから支援した経験に基づいており、東京においては銭湯も地域資源と気づかされる好事例であった。第4分科会(地域政策提言)では、商店街振興などの事例を聴いた。防災マップ作りに取り組むなど、いわゆる箱物に頼らない活性化のあり方が参考になった。政策提言を通じて診断士の社会的存在を示すことができる、小規模ながら意義深い分科会である。


2007年の中小企業経営診断シンポジウム (「診断とやま」第19号掲載)

 去る11月16日(金)に東京で行なわれた「中小企業経営診断シンポジウム」に出席してきた。今年度の目玉施策である地域資源活用プログラムを受けて、会場は「地域資源」一色であった。「地域が動いた。」との主題コピーや、「そうだ!中小企業診断士に聞いてみよう。」との副題コピーは、私たち地方で活躍する診断士にとっても親しみやすい。


 シンポジウム論文(個人発表)で長官賞を受賞した「明石・タコ検定」に関する支援事例は、今や全国各地で行なわれるご当地検定を資源として有効利用を図った成功例である。研究論文(グループ発表)においては、例えば静岡県支部の中山間地域活性化に関する発表は、いわゆる農商工連携の観点からも示唆に富む。そのほか東京支部による政策提言など、継続的な活動の成果と認められる発表が目立った。


 また今年度は実行委員の工夫と努力のたまもので、例年に比べて参加者が大幅に増えている。当日の飛び入り参加を含めると5百名以上とも伺った。新企画として「地域の物産展」と称して、支援企業による地域資源活用商品を展示する区画が設けられたことも、会場の賑わいに一役買った。


 一方では残念なことに、今年度は講演・パネルディスカッション・論文発表・事例発表のいずれにおいても、北陸3県からの出演者は1人もいなかった。その結果として、地域の物産展においても北陸3県の企業は1社もなく、個人的には懇親会でも北陸の方とお会いするご縁がなかった。


 現在の中小企業施策は広く薄く一律に予算をばら撒くのではなく、例えば「新連携」に見られるように活動意欲のある企業に重点的に支援を行なう流れとなっている。経営診断シンポジウムも然りであって、北陸の診断士が出演しないばかりに、ご当地にとって連鎖的に精細を欠く結果となっていることは象徴的である。来年度は、是非とも北陸地区からの出演・出展に期待したい。


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