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* 富山県青年議会の活動 *


【 第56回富山県青年議会の活動 】

経営企画委員会の委員長報告 (第56回富山県青年議会 本会議:2012年11月)

 経営企画委員会を代表して、ご報告申し上げます。

 去る7月27日、第56回富山県青年議会組織議会が開催され、私たち8名が経営企画委員に任命されました。民間企業の経営者や若手社員、地方公務員、大学生など多彩な属性の委員で構成する当委員会は、各委員の先鋭なる問題意識を出発点に、討論と調査・研究を進めてまいりました。富山県知事政策局および観光・地域振興局への聞き取り、県議会の傍聴や会議録の閲覧、現職県議との意見交換等を重ね、富山県という一つの地方自治体に留まらない影響力を有する社会・経済の新しいうねりの中で、所属青年団体等を通じて県政の一翼を担う私たちは如何に対応するべきであろうか、という大きな視点を得ました。

 新しい社会・経済のうねりの第一点は新交通、すなわち東京と富山・金沢とを結ぶ北陸新幹線の開業です。県では平成26年度末の開業を見据えて早くも2年先取りキャンペーンを実施中であり、県内外から熱い注目を集めております。また第三セクターとなる並行在来線については準備会社が設立され、運営の大枠が固まりつつある状況です。キャンペーン等で湧き上がる観光客の期待を受け止め、地域交通網の資産を生かすべく、県内周遊を促進し経済活性化に寄与する方策の可能性について、代表質問をいたしました。

 思えば富山に初めて鉄路の響きがこだましたのは百余年前のことです。中でも富山県初の鉄道として1897年に開業した中越鉄道は、砺波平野と富山湾の伏木港とを結ぶ物資の輸送路として開設されました。日本海側では初の民間資本になる私設鉄道として富山県人の先駆性を大いに示すとともに、港から外海に連なることで北前船の時代と変わらぬ世界的視座を示しました。地域経済を元気し、世界に連なる交通という点では、並行在来線と北陸新幹線のあり方を示唆します。今では海路のみならず高速道路網や富山空港を軸とする陸路・空路も充実しており、観光・地域振興においても諸交通の連携が期待されます。

 新しい社会・経済のうねりの第二点は新メディア、すなわちインターネットを活用した媒体の発展です。近年ソーシャルメディアと呼ばれる、人々の実社会を反映した事実や意思の双方向的な伝達を促す情報通信サービスが急速に普及しています。数あるソーシャルメディアの中でもフェイスブックは公的分野にも親和する特徴を備えているところ、富山県は既に効用に着目し、富山県ロケーションオフィスで映画の舞台情報を発信するなど活用を図っています。地方自治体や公的機関での先行事例を踏まえ、フェイスブックを広報媒体として一層の活用を進める方策の可能性について、一般質問をいたしました。

 もちろん広報は単に目立てばよいものではなく、メッセージを受け取る人々との信頼関係が鍵になります。この点富山には、売薬さんとして親しまれる薬売りの伝統があり、人々との信頼関係づくりでは一日の長があります。全国津々浦々の顧客に分け隔てなく個別対応し、地域の医療・保健を増進するとともに、諸国の出来事や稲作に関する知見など身近な情報伝達にも功績があったといいます。また薬袋の記述や絵柄で分かりやすい効能表示という実用性を満たしつつ、紙風船のおまけや版画のデザインで親しみやすさを追求した取り組みは、広報の先駆けといえるでしょう。このような富山藩挙げての社会的事業の成果は、今なお「薬の富山」として全国的な認知を得ていることからもうかがえます。

 委員会活動を振り返りますに、委員の属性は多様なれど、「郷土愛」とも言うべき富山に対する愛情と熱い思いは共通と存じます。最後になりましたが、当委員会の活動に際し、県当局ならびに関係各位の皆さまには、多大なるご協力とご指導をいただきましたことを心より感謝申し上げ、経営企画委員会の委員長報告とさせていただきます。


第56回 富山県青年議会に参加して (平成24年度 富山県青年学級生等大会:2012年12月)

 今年(2012年)で56回を数える富山県青年議会に、青年議員の一人として参加しました。これは富山県・県教育委員会および有志で組織する実行委員会の三者が協力して主催する、若者が地方政治を学ぶための意欲的な取り組みです。近ごろは各地の政党や政治家が各々の政治信条に基づく政治塾を開いていますが、県が主体的に関わる青年議会は中立的な運営を旨とし、思い付きや言い放しでない政策提案を導くため教育的な配慮にも富んでいるのが特徴です。

 昨年・一昨年と数名の知人が青年議員として活動していたことから、青年議会の存在自体は知っていました。とはいえ知人の言葉や新聞報道などから伝わってくるのは、儀式的・形式的な政治体験学習といった印象でした。しかし昨年東日本大震災という未曽有の災害が起こり、社会・経済のあり方が大きく変わると予測したものの、思ったほどの変化はなく問題意識を強めるに至りました。私の専門はどちらかというとマネジメント、すなわち組織の経営的な課題解決なのですが、この機会に政治経済的な解決方法を学ぼうと考えました。また私はプロボノ(pro bono publico)と呼ばれる職能を生かした社会貢献を進めており、自身の活動で県政に貢献できるなら幸いと思いました。

 昨年の震災支援活動で知り合い現在青年議会の裏方を務める知人の推薦もあり、私は経営企画委員会の委員長に就きました。青年議会では実際の県議会にならって、経営企画や厚生環境など5つの委員会のいずれかに属して、各々8名の委員で政策提案につながる調査・研究活動をおこないます。経営企画委員会では観光・地域振興・北陸新幹線の課題や県政全般のかじ取りに関わる事柄を扱います。青年議会では、所属団体の先輩や上司から背中を押されて参加する受け身の方もいらっしゃるのですが、こと今年度の経営企画委員はみずから志願して参画した方が多く、熱い思いを共有することができました。

 委員会では1、2週間に一度メンバーが集まって調査・研究を進めるほか、電子メールなどの情報通信手段を利用して日常的に意見交換をおこないます。委員会活動では、委員長の私がリーダーということになりますが、実はそれほどメンバーを牽引したわけではありません、私は自分より劣った人々を手足として使うことにはあまり関心がなく、優れた人々のちからを引き出して成果を挙げることに大きな関心をもっています。そのため委員長として、ファシリテーションと呼ばれる会議などを実り多いものにする技法であるとか、コミュニティデザインと呼ばれる住民の主体性を引き出す仕組みづくりの考え方であるとか、そういった理念の具体化に努めました。結果として去る11月16日の本会議では、青年議会のメンバーにも県当局にも好評な政策提案をおこなうことができました。


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